囲碁が大好きだった方の遺品整理「歴代名人打碁大系」等約1200冊 伊勢崎市

  • 「歴代名人打碁大系」など囲碁関係の専門書、約1200冊お譲り頂きました。

買取品詳細

買取品目

囲碁関連の本等

商品名

呉清源打込十番碁全集

中國古典碑帖復元精選

官子譜

ご住所群馬県伊勢崎市買取方法出張買取

スタッフから一言

「くじら堂」のスタッフSです。

先日、遺品整理のため群馬県伊勢崎市にお住いのお客様からご連絡があり、スタッフがお伺い致しました。囲碁がお好きな方だったようで、「歴代名人打碁大系」など囲碁関係の専門書が約1200冊はありました。

囲碁関連の本が木箱に入っている物もあって歴史がある貴重な本が多いなぁと思いました。

囲碁や将棋は高齢の人も若者も世代関係なく楽しめる遊戯のイメージです。最近は囲碁や将棋をテーマにした漫画やアニメも増えていて、そこから興味をもつ人も多いと思います。対局があった日はニュースに取り上げられるくらい話題性もある物なんですね。私の囲碁の歴史のイメージでは平安貴族たちが楽しんでいるものですが、別の顔として戦の時の戦略を練る時のにも使われていたそうです。確かに有名な軍師等は碁を使って戦略を考えてる場面を小説やドラマ、漫画等で見たことがあります。そう考えると囲碁等の頭脳戦の遊戯は実は戦場では欠かせない物だったのかもしれません。

今回の本は棋譜等をまとめた物もあり、どれもとても厚さがある本ばかりでした。それだけ歴史が長いということがよくわかります。自分が生まれるずっと前に活躍されていた棋士等が打った棋譜が記録として残されているからその時の対局を再現する事が出来ますね。何百、何千年前の人と同じ楽しさを共有できるのは凄い事だと思います。

呉清源とは

1914年生まれで中国・福建省の出身だった呉清源は、昭和3年来日し、囲碁の故瀬越憲作名誉九段に入門しました。その後、昭和5年頃、1929年から30年にかけて新聞社の特選碁で10人抜きをしているのが特徴です。1932年、昭和6年に行われた時事碁戦では18人抜きを果たしました。昭和7年、1933年に5段となり、日本選手権戦で優勝しています。本因坊秀哉名人と対局し、独特の戦い方で話題を集めました。本因坊家の鬼門と呼ばれていた三々、目星、天元という布石を打ったとされています。同年、小目中心の布石の中で新布石と呼ばれる打ち方を発表し、日本だけではなく、中国にも大きな刺激を与えています。昭和11年に一度帰化しますが、再び中国籍に戻りました。再び日本国籍を取得するのは1979年です。当時のトップ棋士を全て十番碁で勝利し、十番碁の覇者と呼ばれるようになります。1984年に古希を迎え、引退をしましたがその後も研究を重ね、多くの人と碁について語り合っています。亡くなったのは2014年、100歳で老衰でした。昭和最強の棋士などと呼ばれていましたが、生涯現役で囲碁の真理を研究し続けた、研究熱心な人です。

 

家の整理をする時の難関の一つが趣味の物だと思います。特に集めていた本人しかわからない専門性の高い物は結構な難敵ですよね。今回のお客様も色々整理できてよかったと言って貰えました。

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