約800冊の思想・哲学書　小熊英二さんの本等　吉川市　出張買取

買取品詳細

スタッフから一言

朝に睡魔に負けて起きれなくなってきたので最近目覚ましが一個増えました、スタッフのSです。

この間、スタッフがハイエースで埼玉県吉川市に行ってきました。お客様から小熊英二さんの本や思想・哲学書が約800冊程あると電話でお問い合わせがあったからです。こちらは、お亡くなりになられたご家族様のコレクションとのことでした。

本には様々なジャンルの物がありますが、その中でも自分が興味ある分野だけを集める人と色んな分野を広く浅く集める人で読書好きはわかれると思います。私自身はその時に気になった分野の本を読むので本の集め方は広く浅くになります。この読書方法は色んな知識を得られて様々な刺激があるのがいい所だと思います。反対に本当に自分の興味のある分野だけを集めると、たくさんの本を読むことで知りたかった内容を深く知ることが出来ますよね。今回お譲り頂きましたお客様のように、出張買取で見させて頂く本棚はそんな興味のある分野だけを集めた棚が多い気がします。もちろん大量の小説だったり幅広いジャンルの本を大量に集めているお客様にもよく呼ばれますが。一つの分野だけを集めたお客様の本棚はそのジャンルでも有名な本もあればすごくマイナーな本もありました。自分が知らないジャンルだとマイナーな本はタイトルを見てもよくわからない物が多いですが、自分が少しでも知っているジャンルだと逆にマイナーな本の方が何が書いてあるのか気になって、つい読んでしまいたくなります。

趣味の本だけの本棚にはその分野の様々な本があります。お譲り頂いて一気にそのジャンルの本を扱っているといつの間にか、私も興味を持ってしまうこともあります。それはもしかしたら、前の持ち主様が懸命に集めた本の熱意が移ってしまったのかもしれませんね。

小熊英二さんの本「1968」とは

小熊英二さんがあの時代をノンフィクションで描く本になります。上下巻出版されており、ボリュームが多いので読み応えがある本です。小熊英二さんは出版社にも務められた経験がありますので、文章も読みやすく構成されています。
1968年当時の若者の事が書かれており、リアリティーを感じることが出来る内容になっているのでおすすめです。
経済だけの話ではなく、政治に関する話も盛り沢山に書かれていますので、当時の経済や政治をよく知ることが出来るようになります。
下巻では、より内容が濃くなっており、事件や闘争のお話が増えてきます。当時の事件の詳細を知ることが出来ますし、今現在に残されている遺産を知る事ができるように内容になりますので、詳しく知りたい方にはおすすめです。
小熊英二さんは、1962年生まれになられているので、あの当時を実際に体験しているからこそ書くことが出来る内容になっています。当時の過酷な状況を今でも知ることが出来る本に仕上がっています。