満州の写真帖など

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満州民族の前身は女真族で、記録としては１０世紀ころから現れるようになります。女真族は時代の変遷によって使える国を変更しました。モンゴル帝国を作り上げた元の時代にはこれに従い、日本に侵略した主体は女真族であったと考えられています。元が弱体化すると明に所属先を変え、一族の一派が後金を建国し、さらに清を建国しました。清の国は２０世紀初頭まで続くことになります。

１９世紀に清は弱体化しており、１９４０年にはイギリスにアヘン戦争で敗れることになりました。清がイギリスに敗れた後も眠れる獅子として周辺国には恐れられていましたが、１８９５年に日本と日清戦争の結果敗れることにより、欧米列強に目を付けられることになります。満州と呼ばれていた地域はロシア、イギリス、ドイツ、フランスに分割されました。１９１２年には清国は辛亥革命によって事実上一旦滅亡することになります。

１９３１年には西欧列強に並び立ちたい日本の軍部によって満州国が設立されました。皇帝には清朝最後の皇帝である愛新覚羅溥儀が就きました。１９４５年に日本がアメリカに降伏すると満州国は崩壊することになります。その後、満州地方はソ連の支配下となり、現在に至るまでこの地はソ連の地域となっています。