宅配買取　世田谷区太子堂　古典芸能関連本を約300冊程

買取品詳細

スタッフから一言

当店は専門書を中心にお取り扱いしていますが、お客様からのお問い合わせのある専門書は色んなジャンルがあります。多いのは建築関連の本ですね。それ以外には軍事関連、鉄道、宗教、医学書等のお問い合わせがあります。専門書はジャンルによってはあまり内容が変わらない物もあり、そういった本だと発行年数が古くても価値のある本になります。

先日、宅配で当店に届いたお品物も専門書でした。世田谷区にお住いのお客様からで、内容は能楽等の古典芸能です。このジャンルでお問い合わせが多いのは歌舞伎関連ですが、歌舞伎については演者さんについて書かれていたり、公演した演目について書かれているパンフレットですと、中々お値段は付けにくい本になります。しかし歌舞伎の歴史について等、歌舞伎について詳しく書かれている本は専門書として需要がある本になります。歌舞や古典芸能は学生の頃に音楽の授業で少し触れた程度にしか知りませんでしたが、大人になった今だからこそ楽しめるんじゃないかな、とひっそりと観に行く事を考えちゃったりします。歴史に乗っている時代の人と同じ演目で楽しめるのは凄いことですよね。

世阿弥とは

世阿弥（せあみ）は日本の中世から近世にかけて活躍した能楽師、著作家、芸道家です。本名を覚阿弥（かくあみ）といい世阿弥は号ということです。
世阿弥は父である観阿弥に師事し能楽の演出や脚本を手がけました。彼は能楽の演出に革新的な手法を導入し、独自の理論を展開するなど、能楽芸術の発展に大きな貢献をしたのです。『風姿花伝』や『弱法師』など多くの能楽の脚本を手がけ、後世に多大な影響を与えた人物です。
世阿弥は芸道家としても知られており茶道や香道、歌舞伎などさまざまな芸道に通じていました。彼は能楽を確立するとともに美意識を高めることにも尽力したのです。
世阿弥はその作品や理論から日本文化の中心的な人物の一人として、広く知られています。彼の芸術や思想は日本だけでなく、海外でも高く評価され世界的にも影響力を持つ存在です。芸道の理論においても独自の見解を持っており、美意識や感性の大切さを説きました。「風流」という言葉を用いて美しさや趣味の良さを表現する概念を提唱し、茶道や香道、歌舞伎などさまざまな芸道に影響を与えました。